損害保険ジャパン日本興亜株式会社
得点チャート
1. 基本情報
- 合計
- 60 / 75 点
- 業界情報
- 配点 5点 2倍 優先度
- 職種情報
- 4点 3倍
- 企業規模
- 5点 3倍
- 沿革・歴史
- 3点 2倍
- 商品やサービスの特徴
- 3点 3倍
- 組織図・組織のありよう
- 4点 2倍
2. ミッション・ビジョン・バリュー
- 合計
- 39 / 45 点
- 価値観・理念
- 4点 3倍
- 安定性
- 4点 3倍
- 成長性・将来性
- 5点 3倍
3. 事業情報・外部評価
- 合計
- 34 / 45 点
- 事業の多様化・多角性
- 4点 3倍
- グローバル性
- 5点 1倍
- 社会貢献
- 4点 2倍
- 顧客情報
- 3点 1倍
- 外部からの客観評価
- 1点 1倍
- 知名度・メディア露出
- 5点 1倍
4. 人的魅力
- 合計
- 54 / 70 点
- 経営者
- 3点 3倍
- 仲間の雰囲気・優秀さ
- 5点 3倍
- 同じ境遇、同じ考えの
社員 - 5点 3倍
- 活気・明るさ
- 5点 3倍
- 人事担当者からの
メッセージ - 0点 2倍
5. 働き方・制度
- 合計
- 92 / 105点
- 若手が活躍しているさま
- 5点 3倍
- キャリアパス
- 4点 3倍
- 福利厚生
- 5点 3倍
- 研修制度・成長支援
- 4点 3倍
- 人事制度・育成方針
- 4点 1倍
- 社外活動・社内交流
- 4点 3倍
- 職場環境
- 4点 3倍
- 知的資産・設備
- 5点 2倍
6. 採用情報
- 合計
- 52 / 55 点
- 選考フロー
- 5点 3倍
- 求める人物像
- 4点 3倍
- 募集要項
- 5点 3倍
- 採用イベント
- 5点 2倍
7. 表現
- 合計
- 31 / 35 点
- デザイン
- 4点 2倍
- 写真
- 5点 2倍
- 動画
- 5点 1倍
- メッセージ
- 4点 2倍
8. 使いやすさ・わかりやすさ
- 合計
- 61 / 75 点
- FAQ
- 3点 2倍
- ユーザビリティ
- 4点 3倍
- 専門用語の不使用
- 5点 1倍
- 学生目線
- 5点 2倍
- スマートフォン・
タブレットへの対応 - 5点 3倍
- ターゲット分類
- 5点 1倍
- 完結性
- 4点 2倍
総評
コンテンツが非常に充実しており、読み応えのあるサイト。自社採用だけでなく、就職活動・業界全般にも言及しており、1サイトで得られる情報は多岐に渡ります。また、サイト内でテーマ検索が行えるほか、ランキングや履歴なども閲覧可能。会社案内動画の分割版を配置するなど、他社には見られない工夫があり、学生への配慮を感じます。特に閲覧したコンテンツの履歴機能からは、複数回の訪問を前提にサイトが整備されていることがうかがえます。一方、多数の学生に配慮した結果、ややターゲットが絞り切れていない印象。サイト全体で訴求するターゲット層の像を、再度整理するとよいでしょう。
ターゲット学生への
直感的訴求性
TOPページに複数のカラフルなコンテンツが用意されており、得られる情報の多さが期待できます。その期待を裏切ることなく、下層ページのコンテンツは豊富です。ただしコンテンツが多い分、ターゲット層が曖昧。昨年度はTOPページいっぱいにコンテンツが配置されていましたが、今年度は余白が目立ちます。余白の分だけ各コンテンツが小さくなり、1度に複数個が目に入ってしまうため、ややちぐはぐな印象です。「求める人物像」のページに進んでもターゲット層は曖昧なままであるため、TOPページのコンテンツ量を調整するか、下層ページでターゲット層に言及するとよいでしょう。
採用母集団の育成・コントロール
就活初期の学生や志望動機が弱い学生に向けたコンテンツとしては、非常に充実しているといえます。ただし、コンテンツの量自体はあるものの、情報の深度としては不十分な部分があります。セミナーへの誘導を第一目的としているのであれば問題ない情報量ですが、学生のセミナー参加後を想定した、選考時に動機を高めることまでねらうのであれば、現状のコンテンツでは情報が欠如している印象です。また、母集団の「量」を確保できるサイトのつくりにはなっていますが、「質」の担保については疑問が残ります。そのため、スクリーニングに特化したコンテンツを設ける必要があるでしょう。
ユーザビリティ
全体としては非常に見やすいサイトであるといえます。「1年目って正直どうですか?」や「女性が活躍できる会社って本当ですか?」など、コンテンツの名前を見るだけである程度の内容を把握できる点は、他社にはない魅力です。しかし、TOPページからグローバルナビゲーションをクリックできず、下層コンテンツの情報がどれほどのボリュームをもっているのかを把握できない点に、やや不便さを感じます。また、一部のコンテンツで別窓が開いたり、スクロールによって居場所を見失ってしまったりと、再考すべきポイントが随所に見受けられるため、対応が必要です。
採用母集団の育成
母集団の幅を広げるための戦略的な採用サイトです。「STUDY」という名前のグローバルナビゲーションを設けている採用サイトは非常に珍しく、就活初期の業界研究をはじめたばかりの学生に対する配慮を感じます。「内定者と就活いろは」のコンテンツも同様です。また、会社案内動画が用意されていることから、都市部と地方の学生の情報格差を埋めようとする姿勢がうかがえます。さらに、各動画に再生時間が明記されていたり、会社案内動画の分割版に見出しが付いていたりと、サイトを訪れた学生が、得たい情報をピックアップして入手できるように工夫されています。
2018年採用への対応
2015年度、大手損害保険会社各社は、それぞれ過去最高益を更新。これに伴い、各社は揃って海外進出を視野に入れた採用を強化しています。この状況を踏まえると、同採用サイトにおける海外事業についてのコンテンツはやや薄いため、充足が不可欠です。損保ジャパンと日本興亜損保の合併により規模が拡大したことから、学生からの人気はより高まると想定されますが、サイトでは終始、母集団の「量」の確保に注力している印象をうけます。選考フェーズではこれまで以上に人的リソースが必要になると考えられるため、「質」を担保するサイトへの切り替えが必要です。