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採用サイトランキング2015 ranking

旭硝子株式会社 様

得点チャート

1. 企業の良・強・差異性

グローバル性
5
社会貢献
6
顧客情報・優良顧客の多さ
8
職場環境
12
知的資産や設備
15
事業の多角化・多様性
15
外部からの顧客評価
-
知名度・メディア露出
-

合計 61 /85

2. 人的魅力

経営者
12
雰囲気・優秀さ
12
同じ境遇・考え
15
活気・明るさ
12
人事担当者メッセージ
10

合計 61 /70

3. キャリアイメージ

若手活躍
15
ダイバーシティ
10
職種・責任の多様性
8
活躍イメージ
12

合計 45 /50

4. 採用情報

選考フロー
10
求める人物象
15
待遇・要項・転勤
8
福利厚生
12
研修制度
15
人事制度と育成方針
12
採用イベント情報
-

合計 72 /90

5. 基本情報

業界情報
8
職種情報
15
沿革・歴史
6
企業規模
15
商品やサービス特徴
15
組織図・組織のありよう
10

合計 69 /75

6. ビジョン・ミッション

価値観
15
安定性
10
成長性
8

合計 33 /35

7. 使用性、わかりやすさ

FAQ
8
ユーザビリティ
12
専門用語の不使用、解説
4
学生目線
8
スマホ・タブレット対応
10

合計 42 /55

8. 表現・メッセージ性

デザイン
8
写真
12
動画
5
メッセージ
4

合計 29 /40

総評

サイト内を回遊すると気づく遊び心や、研究員としての謙虚さ、「少数精鋭主義」のアピールなど、企業の独自性、学生に求めている人物像がよく伝わる採用サイトでしょう。全体的に文字が多い印象を受けますが、理系学生を主なターゲットとしている採用サイトにはよく見られる傾向です。また、グローバルに成長している企業だからこそ、ダイバーシティの視点にも注力されており、共に働く人の多様性についてもサイト内で発信できています。

ターゲット学生への
直感的訴求性

世界トップシェアを誇る企業の持つ実績という強みが、トップページの画像において遺憾なく発揮されています。しかし、キャッチコピーによる訴求や、その他視覚効果を高めるための工夫がいまひとつです。動画コンテンツの内容はキャッチーで、母集団の量的アプローチとしては有効です。しかし、せっかくの良質なコンテンツが、その構成上活かしきれていません。情報の優先順位付け、見せ方の工夫が必要です。

ターゲット学生含有率の
コントロール

理念への共感性と技術への確かな見識を合わせもった学生には、学生各々が持つ固有の企業選択軸に訴求できるよう、多様な視点からのアプローチがなされています。確かなキャリアパスの提示、充実した研究設備の紹介、ロールモデル化できる人材の登用など、テキストで語られている「少数精鋭主義」がいかに実現されているかの情報発信を徹底しています。その上、上位レベルのコンテンツ一つひとつにも企業への共感性を求める仕組みがあり、学生の絞込にも役立っています。

ユーザビリティ

各ページの下部には、採用情報に直結した情報が常に表示され、ユーザーのタイミングで採用情報を得ることが出来ます。こういった操作の手間を省き、ユーザーのモチベーションに合わせた情報提供を行うことで、より多くの学生を採用情報まで導く事ができるでしょう。全体として情報量が非常に多いですが、ターゲット別コンテンツの充実や情報の切り分け方など、学生を迷わせない導線設計がなされている、よく構成された採用サイトです。

採用母集団の育成

母集団の量に追求したコンテンツが少なく、企業の理念や風土に共感できる学生を求めていることがわかります。また、研究・開発についてのコンテンツは、その見識を有していない学生には読み進めることが困難になっていき、段階的に学生のレベルが分かれていく構造になっています。また、理系学生にとっては有益な情報が非常に多く、自身の研究課題と関連させながら事業を深く見ることができるようなテキストが用意されており、優秀な学生へのアプローチはぬかりなく行われています。

2016年採用への対応

採用サイトの目的を学生の質向上においたサイトと言えます。採用戦略の中で、採用サイトをどのような位置づけで活用するのか、明確に設計することで可能になる構成でしょう。ただし、能力や企業への共感性以外の部分で質の向上を目指す場合の視点、即ちRJP的要素が欠如しています。戦略的な設計かもしれませんが、16採用以降は、採用の短期化によって学生の質のコントロールは早い段階で行うことが必須になります。質の向上には採用サイト活用の新たな戦略設計が必要でしょう。

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