1. 企業の良・強・差異性
- グローバル性
- 4
- 社会貢献
- 10
- 顧客情報・優良顧客の多さ
- 12
- 職場環境
- 12
- 知的資産や設備
- 12
- 事業の多角化・多様性
- 4
- 外部からの顧客評価
- 2
- 知名度・メディア露出
- -
合計 56 /85点
2. 人的魅力
- 経営者
- 12
- 雰囲気・優秀さ
- 12
- 同じ境遇・考え
- 9
- 活気・明るさ
- 12
- 人事担当者メッセージ
- 8
合計 53 /70点
3. キャリアイメージ
- 若手活躍
- 15
- ダイバーシティ
- 8
- 職種・責任の多様性
- 8
- 活躍イメージ
- 12
合計 43 /50点
4. 採用情報
- 選考フロー
- 10
- 求める人物象
- 12
- 待遇・要項・転勤
- 10
- 福利厚生
- 15
- 研修制度
- 15
- 人事制度と育成方針
- 15
- 採用イベント情報
- 10
合計 87 /90点
5. 基本情報
- 業界情報
- 8
- 職種情報
- 12
- 沿革・歴史
- 8
- 企業規模
- 15
- 商品やサービス特徴
- 12
- 組織図・組織のありよう
- 6
合計 61 /75点
6. ビジョン・ミッション
- 価値観
- 12
- 安定性
- 8
- 成長性
- 10
合計 30 /35点
7. 使用性、わかりやすさ
- FAQ
- -
- ユーザビリティ
- 12
- 専門用語の不使用、解説
- 8
- 学生目線
- 6
- スマホ・タブレット対応
- -
合計 26 /55点
8. 表現・メッセージ性
- デザイン
- 8
- 写真
- 15
- 動画
- -
- メッセージ
- 6
合計 29 /40点
総評
企業が目指す今後の成長戦略の概要は把握できますが、その深度が浅く「もったいない」印象です。また、情報の網羅性は追求しているものの、その情報の切り分け方が雑な印象です。学生へ伝えるためには、企業が持ちえる情報のリソースを、学生向けに再構築し、各情報に紐付けて発信すべきものと独立させて伝えるべきものを区別しなければなりません。ターゲットへの訴求効果を感じられるコンテンツも拡充が必要でしょう。
ターゲット学生への
直感的訴求性
トップページの構成は欲張りすぎている印象です。「金融業」という印象は写真が担保しているものの、視覚に訴える情報量が多すぎて、結果的には学生を迷わせてしまいます。一番に見せたい情報の視覚効果を高めるためには、伝えるべき情報の優先順位を整理し、情報の取捨選択をする必要があります。また、企業の独自性のアピールが弱いです。第一印象が占める学生のマインドシェアを高めるためにも、トップページの構成は再検討すべきでしょう。
ターゲット学生含有率の
コントロール
業界に関心を持ち、企業への関心を高めるフェーズに移行した学生に向けたコンテンツの内容が浅いです。企業への共感性へ訴求するコンテンツは人材の魅力頼りになっている印象を受けます。サイト内で人材要件を明確に発信しているのであれば尚更、セルフスクリーニング後の学生に訴求できるコンテンツの拡充が必要です。また、企業の歴史、社会貢献活動への取り組みによる訴求効果を高め、学生の質を向上させるためにも、情報の「見せ方」を変える必要があるでしょう。
ユーザビリティ
学生が操作しやすい設計がなっています。ページによっては、ページ下部にグローバルナビゲーションを再表示させたりと、至れり尽くせりのサイトです。しかし、ページ内のコンテンツはほとんどがページ完結型で、派生効果が弱いです。学生の導線設計が十分になされていないがために、見落とされてしまう可能性がある情報がいくつもあります。情報は網羅されているが、深度が浅い場合、サイト全体に目を通してもらうことが重要になります。
採用母集団の育成
金融業界を視野に入れている学生に、消費者金融という選択肢を提示するためのコンテンツは充実しています。内容の深度は浅いですが、学生が全体像を把握するには、まずまずの内容です。また、大手グループの連結子会社化したことで強化された自社の強みには、よく言及されています。市場規模や傾向の記載からは、自社のさらなる成長と安定が覗える内容に仕上がっています。しかし、自社サービスの詳細がコーポレートサイト頼りになっている点は大きくマイナスです。
2016年採用への対応
ダイバーシティの要素などが盛り込まれたコンテンツがトップページの上位にあるなど、企業として今後重要視される要素も盛り込まれています。学生目線を十分に意識した内容と、それが叶っていない企業目線の内容が混在しているため、情報の粒度に統一性がなく感じられてしまいます。学生のマインドシェアを高く維持し、良質な志望動機を醸成するためにも、業界全体のイメージアップを図ることができるコンテンツの拡充も必要になってくるでしょう。